◇ 津々浦々 ◇

 

なごみ庵の記事が全国津々浦々の新聞に掲載されました。「全国紙」ではなく、全国の様々な地方紙への掲載です。

 

(同じ新聞に見えるかもしれませんが、全て別の新聞です!)

 

取材していただいたのは以前から存じ上げている共同通信の記者さん。共同通信は自社で新聞を発行するのではなく、取材した記事を各地方紙に配信している会社です。


朝日新聞や讀売新聞などの大手は全国に支社がありますが、地方紙はそうもいきません。基本的に地域密着の記事を掲載しますが、かといって地域の記事だけというわけにもいきません。そんな時に配信記事を載せるのだそうです。

 

そんな経緯だったのですが、特に今回の「わたしの居場所」というコーナーは30ほどの地方紙で採用されているようで、掲載が始まった8月中旬ごろから色々と反響がありました(新聞社によって掲載にタイムラグがあるようです)。

 

浄土真宗の門徒さんが多い広島からは、なごみ庵のオリジナルお経本やお経CDをたくさん送って欲しいという連絡がありましたし、長崎の旧友からは地元の新聞を開いてビックリしたと連絡がありました。長崎には「浦上」という地名があるので、長崎出身だから地元紙に載っているとカン違いしている人もいるかもしれません(笑)。

 

都内や神奈川県内で発行されている新聞にもチラホラ載っているので、金曜日の行事にも新しい方が少しずついらしています。

 

今はインターネットの時代で新聞購読者は減っているそうですが、それでも全国の多くの方の目に留まったのは嬉しいご縁です。また手元に物が残らないインターネットやテレビと違い、新聞は切り抜き保存し、時間が経ってから問い合わせが来ることもありますので、そんなご縁も楽しみにしています。

 

 

◎ お 知 ら せ ◎

 

◎各種コロナ対策を取りつつ、お寺の行事やご法事をおこなっております。茶話会はしばらく休止を続けますが、その代わりに皆さんから一言ずつ近況報告などしていただいています。

 

◎『中年女、老毒。。。朗読ライブ』 10月8日(木)19時 下北沢 本多劇場

コロナ禍の今年、急転直下で坊守(芸名 保谷果菜子)が劇場の舞台に立ちます。是非にとは言いにくい状況ですが、観覧ご希望の方はお寺までお申し込みください。

 

◎「さきゆきケア」勉強会 11月3日(火祝)13時

別紙の通り、新企画をスタートします。もともと同日予定の「おてランチ」は中止です。

 

◎「自死・自殺に向き合う僧侶の会」の活動について

毎月の「集い」および毎年12月1日の自死者追悼大法要ともオンライン開催の予定です。

 

◎報恩講法要 12月13日(日)・14日(月) 2日間の予定

坊守による新演目「愛しき娘 みすゞ 〜いのち繋がる物語〜」を上演いたします!

 

◦なごみ庵 オリジナルお経本&お経CD 各500円 郵送の場合は別途送料200円です

◦神之木地区センター写経会 10月6日・20日(火) 18時30分

◦死の体験旅行 なごみ庵で月1〜2回 開催しています

        神奈川大学 生涯学習:再会未定

◦自死遺族と僧侶のオンライン茶話会 9月24日(木)

自分のあり方に痛みを感ずるときに 人の痛みに心が開かれる

When we can feel the pain of our own existence, our heart is opened to the pain of others.

 

 

今年の法語カレンダーは、僧侶であるなしに限らず広く念仏者の言葉が引かれています。


9月は宮城擇気鵑任后

実は私、お名前はよく目にしていたのですが、お恥ずかしいことに下の名前を「(あきら)」だと思い込んでいました。

しかし今回よくよく見てみると「(しずか)」という字でした。

 

改めて宮城擇気鵝真宗大谷派(お東)のご住職で、九州大谷短期大学の名誉教授まで務められたお方です。

 

 

<解説>
今月の言葉を見て、「その通り!」と思った方も多いのではないでしょうか。

 

自分が苦しい思いやつらい思いをすると、そのぶん人の苦しさつらさに思いを馳せることができる、という話を耳にしたことがある方も多いと思います。

 

「優しい」という字は、にんべんに「憂う」と書く、つまり憂いを知る人は優しくなれる。

 

武田鉄矢さんも「贈る言葉」の中で「人は悲しみが多いほど、人には優しくなれるのだから」と歌っています。

 

ひとつの意味としては、上記の通りで良いと思います。

 

しかし「自分が痛みを感ずるときに」ではなく「自分のあり方に痛みを感ずるときに」となっているのが気になります。宮城擇気鵑亙教系の短大で名誉教授まで務めた方ですので、もっと奥深い意味がありそうです。

 

 

<私のあじわい>
宗教と倫理・道徳は、一般的に似たようなものと解釈される場合が多いように思います。ですのでお寺で修行をすると倫理や道徳のしっかりした人になれるというイメージもあるでしょう。

 

もちろんそういう部分もあるのですが、でも宗教と倫理・道徳は全く別の面も持ちます。というか、倫理・道徳は私たちの常識の範囲を超えませんが、宗教はそこを超えていくのです。

 

たとえばキリスト教に「右の頬を打たれたら左の頬を差し出せ」という言葉があるそうです。倫理・道徳なら「暴力を振るわれたからといって殴り返すのではなく、冷静に話し合いましょう」といった話になるでしょう。

 

またお釈迦さまの前世の物語「ジャータカ」には、人や動物がいのちを犠牲にする話が少なくありません。

 

お釈迦さまがウサギとしてお生まれになった時、飢えた旅人に仲間の動物は魚や果物を持ってきますが、ウサギは何も持ってくるものがありません。そこでウサギは旅人にたき火をおこさせ、「自分を食べてくれ」と火に飛び込む話です。

 

この話は続きがあって、実は旅人は帝釈天で、ウサギの行動を誉めたたえ月にウサギの絵を書いた、という話になっています。続きはともかくとして、このウサギの行動も倫理・道徳を超えています。

 

たとえが少し長くなりましたが、つまり「自分が痛みを感じると人に優しくなれる」というのは真実ですし尊い話ですが、倫理・道徳の範疇を超えていません。


やはり「あり方」という言葉がキーワードのようです。

 

カレンダーの英訳で「あり方」に当たる部分は「the pain of our own existence」で、機械的に日本語訳をすると「私たち自身の存在の痛み」となります。

 

宮城收萓犬痢愨臾砧娘経講義』には…
人間は生き方に迷うておる存在ですね。他の動物には、おそらく生き方ということにおいて迷いはないのでしょう。いかに生きるか、どういう生き方をするか、ということは身体の本能が知っているわけですね。人間だけは、いかに生きるべきかということに迷うのです。

 

また『浄土論註・聞書寸言』には…
生物的にはあたりまえのことを、罪と自覚し、痛みと感ずるところに、人間であることが唯一保たれる、と言っていいかも知れません。

 

といった言葉があります。

 

WHOは1999年に人間特有の痛みとしてスピリチュアル・ペイン(根源的な痛み)という概念を提唱しましたが、人間という存在だけが感じることのできる痛みはそこと繋がります。

 

もうひとつ、先ほど出てきた『大無量寿経講義』の別の部分に…
聞法しようが念仏申そうが、悲しみや苦しみは消えはせんのですね。聞法し、念仏すれば悲しみや苦しみを味わわなくてすむかというとそんなことはない。
ある意味で悲しみや苦しみをより深く体験するのでしょう。より深くということは個人の悲しみとか苦しみにとどまらない。

 

とあります。

 

動物のように生きていれば感じなくて済む痛みに、精神的に深く豊かに生きていこうとすれば直面してしまう。

 

でも、せっかく人間として生まれてきたからには、それを感じないのは勿体ないとも思います。

 

たとえると、子どもの頃は味の好みは比較的単純ですが、しかし大人になるにしたがい、山菜のほろ苦さ、香辛料の辛み、出汁の奥深さなど、味わえる範囲が広がっていきます。


そういった味わいを知ってしまえば、毎日お子さまランチだけ出されても物足りなくなってしまう。

 

ですので深い悲しみや苦しみは、私たちの人生をより味わい豊かなものにしてくれるとも言えるのではないでしょうか。

仏さまのことを「御仏(みほとけ)」という呼び方がありますが、なごみ庵もついに仏さま直々に取材をいただくようになりました!

 

というのは半分ホントで半分冗談です (^_^;) 

 

最近話題の第7世代芸人のひとりで、女性ピン芸人として活躍中の「みほとけ」さん(たしか初めてお会いした時はアイドルだった気が…)が取材にいらっしゃいました。

http://asaikikaku.co.jp/talent/profile/mihotoke

 

みほとけさんの自己紹介動画

 

看護師の免許も持っており、アルコール消毒液の使い方は目からウロコでした。

 

 

みほとけさんは仏教・仏像好きが高じて「仏さまモノマネ」という持ちネタがあり、またその芸風で仏教界からも注目を集めています。

 

それで、私や当庵僧侶の平本さんが回答僧として登録しているお坊さんQ&A hasunohaでは「おぼうさんず♡ラブ」というコーナーを担当しており、回答をサボり気味の私ではなく、一所懸命に回答してくれている平本さんへの取材依頼が来ました!

 

初の取材に緊張気味の平本僧侶

 

取材後、呼吸を止めてマスクを外して撮影です(コロナ対策)

 

帰り際、なごみ庵の看板前で。

急に撮ったのでちゃんとマスクを外してません(笑)

 

 

8月末ごろに記事ができあがるそうなので、その時はまたご紹介させていただきます!

近年、お寺を紹介するポータルサイトが増えており、なごみ庵もいくつかのサイトに登録をさせていただいています。

 

それぞれ特徴があり、お寺の行事やイベントを中心に発信する「まちのお寺の学校」

https://753an.machitera.net

 

お寺よりも僧侶にスポットをあてる「ブッタスク」

https://buttask.com

 

など、色々とございます。

 

 

今回お話しをいただいたのは、サービスが始まったばかりの「寺サーチ」さん。

こちらは動画を中心にお寺や僧侶の紹介をしてくれることと、撮影・動画編集・アップロードまで先方で行ってくれるというのが特徴的な部分です。

https://tera-search.com

 

いずれは収益化を目指すのでしょうが、サービス開始直後ということと、先方からお話しをいただいたということもあり、今回はサービスをしていただきました。

 

こちらが寺サーチさんのなごみ庵ページです。

https://tera-search.com/introduce/6/

 

そして動画1、お寺と僧侶の紹介動画

 

動画2は、僧侶への質問などの動画です

 

 

昨今はHPを持つお寺も多いのですが、一般のかたに伺うと「住職の顔が見えないと不安」という意見を耳にします。確かに顔が出ていないHPは多いですし、中には名前すら出てないお寺も少なくありません。

 

対して動画があると、顔だけでなく声や話し方や雰囲気まで伝わるので、安心感や親近感は段違いに高まると思います。

かといって、自分で撮影してYouTubeに動画をアップするとなるとハードルが高いですが、寺サーチさんのサービスだと全てお任せなので最初のステップとしては良いのではないでしょうか。

 

ぜひぜひリンク先をご覧いただき、また興味を持ったお寺さんは私にお尋ねいただいたり、直接 寺サーチさんにご連絡いただければと思います。

 

 

コツコツとYouTube法話をアップロードしています。

 

新型コロナウイルスの感染者数も再び増加し、出かけにくい日が続きますので、ぜひお時間のある時にでもご覧いただければ幸いです。

 

 

笑いヨガ第2弾 笑顔ヨガ

 

 

YouTube怪談法話「黒髪の綱の呪い」

 

 

YouTube法話「とろろそば2.0」